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コロナ集中対策を延長 広島県、1月17日まで 外出削減要請、廿日市市と府中、海田、坂の3町に拡大

2020/12/25 22:55

 広島県は25日、来年1月3日までとしてきた新型コロナウイルスの集中対策期間を、2週間先の同17日まで延ばした。これまで広島市民に限っていた外出機会の削減などの要請を、廿日市市と府中、海田、坂の県内3町の住民に拡大。感染経路で家庭内が疑われる割合が増えているとして、県民には新たに、家庭内で感染を防ぐ対策の強化を促した。

 広島市中、南、西区のそれぞれ一部のエリアで酒を出す飲食店に今月17日から要請している営業時間の短縮では、効果を見極めるとして延長判断を先送りした。来年1月3日までとしていた期限を同月中旬まで延長する方向で引き続き調整を進めており、湯崎英彦知事は年内にあらためて判断する考えを示した。

 県庁で開いた県幹部の対策会議で決めた。湯崎知事は終了後、集中対策を始めた今月12日以降の感染状況について「高止まりし、まだ減少傾向は見られない」と危機感を表明。年末年始の感染状況を分析するために延長幅を2週間にしたとして、県民へ協力を呼び掛けた。

 県は延長に伴い、広島市向けだった対策の対象に1市3町を加えた。住民には2市3町以外と行き来する帰省を自粛するよう要請。できる限り外出する機会を減らし、同居家族以外での会食を控えるよう求めた。飲食店には、換気など3項目の対策徹底を迫った。

 県民には、家庭内での感染を防ぐための対策を強めるよう促した。具体策として、帰宅時にうがい・手洗いと洗顔をして着替える▽別のテーブルで食事する▽タオルの共用を避ける▽スマートフォンや携帯電話を拭く―などと細かく例示。県のホームページ(HP)に一覧を掲載している。

 県によると、県内の24日までの1週間の新規感染者数(10万人当たり)は23・1人で、東京都、神奈川県に続いて全国3番目に高い。24日の感染者数(10万人当たり)は広島市で73・9人、広島県で41・9人となり、いずれも政府の分科会が示すステージ4(感染爆発)の指標の一つ(25人)を大幅に超えている。

 また県は集中対策期間の延長に伴い、「Go To イート」のプレミアム付食事券の新規販売の一時停止を来年1月17日まで延ばした。「Go To トラベル」は全国一時停止が終わる同11日以降も、2市3町を同17日まで除外すべきだとして、国と協議する。(宮野史康) 

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