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自転車積み、しまなみの旅  尾道で新型船「ラズリ」公開 生口島へ定期航路(2018年10月25日掲載)

2020/12/28 8:00
尾道水道をデモ航行する「サイクルシップ・ラズリ」

尾道水道をデモ航行する「サイクルシップ・ラズリ」

 自転車を固定して積み込める旅客船「サイクルシップ・ラズリ」が24日、JR尾道駅前桟橋(尾道市東御所町)で報道陣に公開された。訪れるサイクリストの増加という追い風を受け、早ければ11月にも同駅前と生口島を結ぶ定期航路に就航する。

 青が特徴的な船体は自転車の車輪を模したアーチがアクセントになっている。19トンで長さ17・75メートル、幅約6・3メートル。旅客定員は75人。1階に一般の自転車など約20台が入る駐輪スペースを、2階にはスポーツ自転車約30台が掛けられるラックと接触などによる傷を防ぐカバーを備える。

 階段に自転車の車輪が通るためのスロープが付く。自転車の修理工具や無料Wi―Fi(ワイファイ)も利用できる。
 瀬戸内しまなみ海道のサイクリング人気が高まり、尾道と生口島を結ぶ定期航路は、船に自転車を持ち込む乗客が増えている。既存の船には大量の自転車を運ぶスペースがなく、運航する瀬戸内クルージング(尾道市)が、瀬戸内海沿岸7県の観光振興に取り組む官民組織「せとうちDMO」(広島市中区)に対応を相談していた。

 DMOとJR西日本のファンド子会社が出資する「瀬戸内チャーター」(中区)が約1億5千万円かけ建造し、瀬戸内クルージングに貸している。

 28日の国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2018」での参加者輸送でデビューする。DMOは「しまなみ海道はサイクリング初心者の利用も多い。船と自転車の両方で旅を楽しんでほしい」としている。貸し切り利用もできる。(村島健輔)


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