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施設巣立った若者が恩返し 大竹の子ども食堂にケーキ贈る

2020/12/28 21:03
ケーキを贈った、左から今重さん、牧之内承太郎さん、陸さん。金本さん(同4人目)や子どもたちが喜んだ

ケーキを贈った、左から今重さん、牧之内承太郎さん、陸さん。金本さん(同4人目)や子どもたちが喜んだ

 大竹市内でNPO法人が開く子ども食堂に、クリスマスケーキの差し入れがあった。NPO法人の理事長が児童指導員をしていた周南市の児童養護施設を巣立った20代の男性5人が、「社会人になったので、子どもたちの力になりたい」と、お金を出し合った。

 5人のうち、光市の建設作業員今重諒一郎さん(25)と、いずれも防府市の会社員である牧之内承太郎さん(25)と弟の陸さん(23)の3人が26日、大竹市白石の集会所であった子ども食堂を訪問。参加した小学生たち約25人に40個のショートケーキを贈った。

 5人は、NPO法人とりで(岩国市)理事長の金本秀韓さん(37)が児童養護施設で児童指導員をしていた2008〜14年ごろ一緒に過ごした。金本さんによると、サッカー好きの元気な少年たちだったという。今夏に施設の仲間たちが集まった際、今重さんが「俺たちはいろいろな人にお世話になった。誰かの力になろう」と呼び掛け、子ども食堂にケーキを寄贈することにした。

 子ども食堂で、承太郎さんたちは、ケーキを笑顔で頬張る児童たちを目を細めて見守っていた。金本さんは「社会人に成長した彼らがケーキを持ってきてくれたことが、最高のクリスマスプレゼント」と喜んでいた。(白石誠)

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