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神社の鈴鳴らす縄消えた コロナ対策、スピーカーで代用 福山

2020/12/29 15:01
鈴緒を外した代わりに軒裏に設置されたスピーカー(上方)=魚眼レンズ使用(撮影・井上貴博)

鈴緒を外した代わりに軒裏に設置されたスピーカー(上方)=魚眼レンズ使用(撮影・井上貴博)

 初詣に向けて、福山市内の神社で新型コロナウイルス対策が進んでいる。不特定多数の人が触るものを減らし、人と人の距離をとるよう看板やアナウンスで呼び掛ける。

 三蔵稲荷神社(同市丸之内)では11月下旬、さい銭箱の前で鈴を鳴らすための縄「鈴緒」を取り外した。代わりに人の動きを感知して鈴が鳴るスピーカーを設置。さい銭箱の前に人が立つと「シャンシャン」と音が鳴る。

 同神社には正月三が日で例年約10万人が訪れるという。石川紘彦宮司(80)はお金の受け渡しで接触を避けるため、セルフレジの導入も検討したが、初詣には間に合わなかったという。「なるべく接触を避けられるよう工夫し、みんなで静かに祈りたい」と話す。

 吉備津神社(同市新市町)も、参道にある手水のひしゃくを撤去。竜の口にパイプをつなぎ、等間隔に開けた穴から流れ出る水で手を清められるよう工夫した。追林貴之宮司(55)は「三が日に限らず、日にちを分散してゆっくりご参拝してほしい」とする。

 神社本庁は10月、神社における新型コロナ対策のガイドラインを公表。お守りなどは不特定多数の人が触れない陳列にする▽一方通行の実施▽臨時のさい銭箱の設置―などの対応を例示している。(滝尾明日香、野平慧一) 

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