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コロナで自粛、帰省客まばら 広島・山口の駅や空港
▽広島駅ホーム閑散 空の便も空席目立つ
年末年始を古里で過ごす人たちの帰省は、新型コロナウイルス感染予防のため移動を自粛する動きが広がっている。29日、例年であれば仕事納め翌日から帰省ラッシュを迎えるJR広島駅(広島市南区)でも、帰省客の姿はまばら。新幹線自由席の乗車率は軒並み100%を下回った。
同駅では午前中、到着した新幹線からホームに降り立つ家族連れの姿は少なく、閑散とした。兵庫県から広島市安佐北区の実家に帰省した大学3年の男性(20)は「悩んだが、体調に問題がなかったので帰ってきた。外出を控えて家でゆっくり過ごそうと思う」と話していた。
JR西日本広島支社によると、この日、東京、大阪方面から到着する新幹線自由席の乗車率は午前9時台で14%、午後2時台で45%。30日以降も混雑はなさそうという。広島空港(三原市)でも羽田空港からの到着便の大半に空席が目立った。西日本高速道路中国支社によると、29日夕までに山陽道などで大きな渋滞はなかった。(浜村満大)
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