地域ニュース
昼前にかけ急な雪警戒 山陰や山陽北部、鉄道・バス相次ぎ運休
2020/12/30 22:48
中国地方は強い冬型の気圧配置の影響で、元日ごろにかけて大雪となる見込みだ。広島地方気象台は、山陰や山陽北部を中心に31日昼前にかけて急に雪が強まる恐れがあるとし、交通の乱れに厳重な警戒を呼び掛けている。公共交通機関は30日から一部で運休に踏み切り、31日も運転を見合わせる区間がある。
気象庁によると、30日は山地を中心に雪が降り、午後6時までに最も深かった積雪は、倉吉市16センチ▽庄原市高野15センチ▽広島県北広島町八幡10センチ―など。31日午後6時までの24時間降雪量はいずれも多い所で、山陽の山地70センチ、平地30センチ、山陰の山地80センチ、平地40センチと予報する。
JR西日本広島支社などによると、31日は芸備線の備後落合―三次間、福塩線の府中―塩町間で始発から運転を見合わせる。鳥取、米子と新山口の各駅を結ぶ特急スーパーおきは全列車を全区間で運休する。
高速バスは、広島電鉄が浜田線と松江線、米子線を始発から全線運休。浜田線は元日の全線運休も決まった。石見交通は元日も含め、益田、浜田、大田市と広島市を結ぶ路線を全便運休すると発表した。
雪の影響は全国に及び、空の便も混乱が続く。30日は日航や全日空が150便以上を欠航とし、31日も100便以上の欠航を決めた。東北新幹線はパンタグラフが下りるトラブルが相次ぎ、遅れも生じた。着雪の重みが原因とみられる。
中国自動車道も兵庫県の佐用インターチェンジ(IC)―山崎IC間の上下線で通行止めになった。西日本高速道路は元日にかけて近畿から中四国の広い範囲で通行止めになる可能性があるとして「ホームページなどで最新の情報を確認してほしい」としている。(松本恭治)
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