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尾道―三原間の木原道路、3月開通 生活や物流、大きく改善
国道2号バイパス「木原道路」(尾道市福地町―三原市糸崎、3・8キロ)が3月中にも開通する。すでに開通済みの尾道、三原両バイパスをつなぐ大動脈の完成で尾道市と三原市の結びつきが一層強まると期待される。県東部はこれまで慢性的な交通渋滞に悩まされてきたが、福山市内の国道2号でも市南部を迂回(うかい)する「福山道路」の建設も進む。生活の利便性や物流の円滑化をもたらすインフラ整備の進展で県東部はさらに一体化を強める時代を迎える。
木原道路は将来の4車線化も含めた総事業費245億円で2012年に暫定2車線で着工した。開通後は福山市の赤坂バイパスから三原バイパスまでの計32・6キロが信号のない無料の自動車専用道でつながる。
国土交通省福山河川国道事務所は、尾道―三原間の国道2号を走る1日約2万9千台のうち7割の約2万台が木原道路利用に切り替わると推測する。朝ラッシュ時の尾道市中心部から三原市中心部までの所要時間は現在より5分短い25分に縮まる見込みだ。
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