中国地方の大雪、転倒や衝突 列車運休、松江で停電【動画】
中国地方は、強い冬型の気圧配置の影響で、31日朝にかけて広島県の山間部や島根県東部などで大雪が降り積もった。交通機関などに影響が出たほか、停電の被害も相次いだ。
松江市は午前8時にこの日最大となる26センチの積雪を記録。市によると、30日午後4時15分ごろ、同市西川津町で20代女性が転倒して負傷。31日午前3時ごろには、同市東生馬町で60代女性が車を運転中、積雪の影響でガードレールに衝突し、けがを負い、同11時ごろ、同市上大野町で30代男性が竹の撤去中にけがをした。市内での停電は、忌部地区で約270戸、玉湯町布志名周辺で約970戸、美保関町で約100戸発生。いずれも復旧したという。
広島県の山間部では、庄原市高野が52センチの積雪となった。三次市中心部の巴橋は路面が一時凍結し、屋根に雪を積んだ車がスピードを落として行き交った。36センチの積雪となった北広島町八幡では、雪かきの作業に追われる人の姿も目立った。
広島市安佐南区緑井では、周辺の山や街路樹などが雪化粧。スリップしないように車がスピードを落として行き交い、慎重に歩く人の姿が見られた。
JR西日本によると、降雪の影響で山陽新幹線が始発から広島―小倉間で徐行運転した。上下計50本が最大34分遅れ、帰省客など5480人に影響が出た。始発からの運転を見合わせた芸備線の備後落合―三次間は上下計3本、福塩線の府中―三次間は同6本が運休した。1日は広島県内の全路線で始発から通常運転する。高速バスは広島電鉄が浜田線と松江線、米子線を始発から全線運休した。1日も全線運休する。
広島地方気象台は「大雪のピークは過ぎつつあるが、山陰や山陽北部の山沿いを中心に大雪やなだれの恐れがある」として、引き続き警戒を呼び掛けている。
JR西日本米子支社は始発から、山陰線など山陰地方の管内全ての路線で終日、運転を見合わせた。一畑電車も終日運休した。同支社によると、1日は山陰線などで始発から通常通り運転する予定。木次線は線路や踏切設備の点検のため、2日以降に運転を再開する予定という。
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