20年の交通事故死、中国5県210人 前年下回る
2021/1/4 23:16
中国地方の2020年の交通事故死者数は計210人で、前年に比べて41人減少したことが4日、警察庁の集計で分かった。新型コロナウイルス感染拡大を背景に5県とも前年を下回った。広島県では4人減の71人で、記録が残る1948年以降、最も少なかった。
同県が過去最少を更新したのは2年連続。県警が目標としていた「死者75人以下」も2年続けて達成した。ただ、死者数のうち高齢者が36人と半数を占めており、高齢者の事故対策が課題となっている。
県警交通企画課によると、死亡事故の状況別では、歩行中が最多の28人(前年比7人減)だった。自動車乗車中が19人(1人減)、バイク乗車中が前年と同じ14人。一方で、自転車乗車中は10人と4人増えた。
死亡事故の減少について、同課は「緊急事態宣言や外出自粛要請で交通量が減り、事故の全体数が減ったことが影響した」と分析。歩行者事故防止の啓発活動や、車の速度抑制を目指した取り締まり強化も減少につながったとみている。
このほか4県の死者数は、山口42人(3人減)岡山62人(13人減)島根18人(7人減)鳥取17人(14人減)。鳥取は全国で最も少なかった。5県の人口10万人当たりの死者数は、岡山が最多で3・28人。山口3・09人▽鳥取3・06人▽島根2・67人▽広島2・53人―だった。(山崎雄一)
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