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同じ授業、街で山で島で 広島県立高「遠隔教育」21年度導入へ検討
広島県教委は、高校同士をインターネットで結んで授業をする「遠隔教育」について、2021年度の導入に向けた検討を始めた。県内には1学年1学級程度の小規模校が中山間地域や島に点在し、生徒数の減少や教員不足による学習への影響が課題となっている。新型コロナウイルス禍で地方の魅力が再認識される中、情報通信技術(ICT)を生かして学習環境の地域間格差の解消を期す。
県教委は遠隔教育で、学校をつないで合同学習をしたり、離れた場所から授業を配信したりすると想定している。例えば、都市部の学校の授業を中山間地域の学校の電子黒板へ同時に映し出すことで、両校の生徒が同じ内容を学べる。生徒がパソコンなどの端末を持てば、教材や解答を送受信できると見込む。
▽複数の高校掛け持ちする先生も…
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