【空撮点検・中国地方の大型事業】<JR広島駅南口>新たな「顔」、21年度着工
2021/1/7 21:05
JR広島駅(広島市南区)南口で工事音が響く。2020年3月で営業を終えた駅ビル「広島アッセ」の解体工事だ。幕で覆われた建物の取り壊しはこれから本格化する。21年度にはJR西日本が新たな駅ビルを着工する。
■3倍以上広く
新駅ビルは地上20階、地下1階建て延べ約11万1千平方メートル。広さはアッセの3倍以上となり、ショッピングセンターとシネコン(複合映画館)、ホテル(400室規模)が開業する。120万都市の玄関口の新たな「顔」は、25年春の完成予定で、総事業費は約600億円に上る。
工事の囲いには、駅ビルの歴史が写真と文章で記されている。1894(明治27)年の開業当初は簡素な木造駅舎だったが、大正時代にはコンクリート造へ改築、原爆によって大破し、その後に再建した。時代に応じて姿を変えてきた様子が分かる。
▽「しっかり市場調査して店作り」
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