中国地方の山間部で大雪 強い寒気、各地で交通混乱【動画】
2021/1/7 23:43
中国地方は7日、この冬一番の強い寒気が流れ込み山間部で大雪となった。各地で強風が吹き、交通機関などに影響が出た。気象庁は9日ごろにかけて大雪になると見込み、路面凍結などによる交通の乱れに警戒するよう呼び掛けている。
7日午後6時現在、積雪は広島県北広島町八幡と庄原市高野で81センチ、島根県奥出雲町横田56センチなど。最低気温は中国5県の全80観測地点で氷点下となり、広島市中区(氷点下2・7度)など62地点で今冬最低を記録した。廿日市市津田や岩国市岩国、出雲市斐川町などで最大瞬間風速が1月の観測史上1位だった。
雲南市の国道54号ではトラックがスリップ事故を起こし、最大約4キロの渋滞が発生。事故処理後も、降り続いた雪の影響で多くの車が動けなくなった。国土交通省松江国道事務所は集中除雪作業のため、道の駅「掛合の里」(雲南市)―道の駅「ゆめランド布野」(三次市)間の約56キロを約4時間にわたり通行止め。中国やまなみ街道や中国自動車道などの一部区間も通行止めとなった。
JR西日本広島支社などによると、鳥取、米子と新山口を結ぶ特急スーパーおきや山陰線が運休。廿日市市の宮島口と宮島を結ぶフェリー2社、柳井市と松山市を結ぶ防予フェリーなどが一部運航を取りやめた。広島空港(三原市)や山口宇部空港(宇部市)を発着する空の便も乱れた。8日もJR芸備線の備後落合―三次間で始発から運転を見合わせる。
同庁は、8日午後6時までの24時間降雪量はいずれも多い所で、山陽の山地60センチ、平地30センチ、山陰の山地60センチ、平地40センチと予報。山口県は山地25センチ、平地10センチとみている。
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