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【プロゴルフ】金谷、世界20位に照準 課題は「初日のプレー」、東京五輪も見据える
男子ゴルフ界注目の新鋭、金谷拓実が2021年、「世界ランキング20位」を目標に掲げる。プロ転向1年目の昨年、国内でプロ初勝利を挙げ、海外主要大会にも参戦した。「新型コロナウイルスの影響で、予定通り試合があるかどうかは不透明だが、国内も海外も出られる試合はすべて勝ちに行く」。活躍の先に東京五輪出場も見据える。
東北福祉大4年で、呉市出身の22歳。1月3日時点の順位は120位だが、昨秋のプロ転向時の241位から順調に浮上を続けている。日本勢最高位は松山英樹の19位。さらに駆け上がるには国内だけでなく、ポイントの高い海外での活躍も必要となる。
国内開幕は4月の予定。それまでは、主催者推薦などで出場権を得た米国や欧州の試合に参戦する予定で、7日には米男子のソニー・オープン(14日開幕)出場に向けて渡米した。
新型コロナ禍で多くの試合が中止になった20年シーズンは「いかに早くチャンスをつかむかが大事だった」と振り返る。転向3戦目のダンロップ・フェニックスでプロ初優勝を飾るなど、出場した全4戦でトップ10入り。平均パットとパーキープ率1位、平均ストローク2位、賞金ランキング3位と目覚ましい活躍を見せた。
今後の課題には「初日のプレー」を掲げる。国内外問わず初めてのコースでは情報が少ないため、慎重にプレーをしてしまう傾向にある。「海外の力のある選手は、予選を通ると必ず(スコアを)伸ばしてくる。初日からもっと積極的に攻めて上位にいかないと勝負できない」。視線は常に世界を見据えている。
海外志向は強いものの、東京五輪だけは特別視する。「幼い頃から、他の競技のトップ選手が真剣に争う姿を見てきた」。16年リオデジャネイロ五輪で正式種目に復帰したことで「自分も出たいという思いが強くなった」と熱っぽく語る。順調にランキングを上げれば、五輪の代表争いに絡む可能性も高くなる。
大学卒業後は地元の呉市を拠点に国内外を飛び回る方針。「50位以内に入れば、海外で継続して試合に出られる。1試合ずつ結果にこだわっていきたい」。呉から世界へと大きく羽ばたこうとしている。(山本堅太郎)
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