広島県発表の感染者詳報 新型コロナ8日
広島県は8日、県内の5市1町に住む10歳未満から80代の計25人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。19人が軽症、6人が無症状としている。
県健康対策課によると、25人の居住地は、三次市が最も多く7人。廿日市市が6人で続き、その後は庄原市が4人、三原市と東広島市が各3人、府中町が2人だった。
年代別は、10歳未満1人▽10代2人▽20代3人▽30代2人▽40代2人▽50代2人▽60代10人▽70代2人▽80代1人―となっている。
いずれも7日にPCR検査で陽性となった。うち12人は県内の医療機関か療養者向けホテルに入っており、残る13人もこれから入る調整をしている。
三次市の20代1人は、県が7日にクラスター(感染者集団)の発生を公表した県内の美容室の利用客で、このクラスターによる感染者は9人となった。県はさらに利用客約50人を順次検査する。三次市はこの日、この美容室が市内にあると公表している。
東広島市の30代1人は、県が昨年12月14日にクラスターの発生を公表した高齢者施設の職員。クラスター判明後の検査で陰性だったが、同様に陰性だった別の職員3人と入所者6人がその後に発症して陽性となったため、症状がないものの再検査した結果、陽性が判明した。この施設の感染者は職員8人、入所者8人の計16人となった。
他の事例との関連が不明で県外との往来がなかったのは、三次市の30代、東広島市の40代、廿日市市の50代の各1人。他の22人は感染者や県外からの訪問者との接触があった。うち三原市の60代2人と70代1人は、県内を訪れていた九州地方の感染者の濃厚接触者だった。
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