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【バスケットボール】選手さろん 広島ドラゴンフライズ・田中成也(29)

2021/1/14 9:39
20年9月から始めたユーチューブに投稿する動画を撮影する田中

20年9月から始めたユーチューブに投稿する動画を撮影する田中

 ▽自分の実力を見つめ直す

 ―昨年は厳しい戦いが続きました。年が変わったことをきっかけに状況を変えたいですね。

 チームが勝てていない上、プロになって初めて、けが以外で試合に出場できない経験をした。これが自分の実力と見つめ直し、ゼロから練習に向き合いたい。ここで腐ったら終わり。成長につなげるための経験だと思って、前向きにやっていく。

 ―プロになってからは年末年始も試合がありますが、子どもの頃はどんな正月を過ごしていましたか。

 父がドイツ出身なので、クリスマスの延長のような雰囲気。家族が集まってたき火を囲み、シャンパンや炭酸飲料でお祝いする。おせち料理はなく、チキンを食べる。昨年は新型コロナウイルスの影響で新潟に帰れなかった。今思えば、そうして過ごす正月はほっとできる時間だった。

 ―昨年は私生活でも変化の年でした。6月に結婚を発表しましたが、新婚生活はどうですか。

 楽しいし、妻がすごくサポートしてくれる。僕は小心者で考え込む人間。シーズン当初は負けが続いたことや、スタメンを外れた苦しさを妻に見せないようにしていた。ただ、それでは家族になった意味がないと思い、今では小さなことも相談している。

 ―なれそめを教えてください。

 2年半前に知り合い、僕の方から付き合ってほしいと言った。当時は岡山県に住んでいたけど、ホームで試合がある時はほぼ毎週来てくれた。結婚して一緒に住み始め、僕自身も変わったと感じる。これまでは何でも1人でやりたい人間だったけど、2人で同じことをして過ごすのも良いなと思う。家事は洗濯は僕がほぼ担当している。食器などの洗い物は苦手なのでやってもらっている。

 ―また、昨年9月から動画投稿サイトのユーチューブでご自身の思いを発信し始めました。始めたきっかけはなんですか。

 好きなバスケをもっと深く知ってもらいたいと思った。シーズン中は毎試合、内容を振り返っている。どのような考えでプレーしたのか。ファンが試合で注目するポイントが増えればうれしい。これは自分のためにもなると思う。発信したら逃げられない。今は苦しいことばかりだが、それでもしっかり話したい。

 ―撮影や編集はどうしているのですか。

 自宅で撮影して新潟にいる兄に映像素材を送る。兄が編集してユーチューブにアップする。妻も手伝ってくれている。

 もちろん、良いことばかりじゃない。ツイッターには直接、批判が来ている。勝っていないのに、良いプレーをしていないのに、そんなことやるんじゃないよと。いろんな意見があることは想定していた。試合に勝って変えていきたい。(聞き手は矢野匡洋)

 たなか・せいや 1991年8月24日生まれ。新潟県新発田市出身。新潟・高志高、明大を経て2014年、当時のNBLに新規参入した広島入りし、チーム創設時から在籍する唯一の選手。チームトップレベルの守備力を誇り、B2だった昨季は3点シュート成功率のタイトルを獲得した。今季は27試合中26試合に出場し、1試合平均5・1得点。 

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