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【どうみる核兵器禁止条約発効】<1>カナダ在住の被爆者 サーロー節子さん

2021/1/18 22:55

原爆慰霊碑の前に立つサーローさん。被爆死した級友や家族の思いを胸に、核兵器禁止条約の発効を目指してきた(2019年11月)

 ▽批准国増やし実効性を 「困難な道はこれから」

 核兵器禁止条約が22日、発効する。広島と長崎の被爆者の訴えや世界の反核運動が実を結び、核兵器の開発から使用に至るまでが全面的に違法となる。これを「核兵器の終わりの始まり」とするため、日本政府や被爆地に求められることは何か。被爆者や元外交官、専門家たちに聞く。

 「反核運動の創生期に立ち上がった被爆者、世界各地の核実験の被害者…。みんなが諦めずに力を尽くしてきた」。カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(89)は歴史的な瞬間を心待ちにしている。

 核兵器禁止条約は2017年7月、国連で122カ国・地域の賛成により採択された。昨年10月24日、50番目の国が批准したことで発効要件を満たした。南米やアフリカ、欧州の一部の国々が名を連ねる一方、核大国の米国、ロシアなど核保有9カ国や「核の傘」に固執する同盟国は加盟を拒んでいる。

 条約の発効が決まった時、サーローさんは喜ぶと同時に前を見据えた。「批准国を増やし、条約の実効性を高めなければならない。困難な道はこれからだ」

 ▽廃絶への道筋照らす光 背向ける日本に怒り
(ここまで 478文字/記事全文 1717文字)

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