島根県飯南町長に新人の塚原氏 無投票で初当選
2021/1/19 21:34
任期満了に伴う島根県飯南町長選は19日告示され、無所属新人で元副町長の塚原隆昭氏(57)のほかに立候補はなく、無投票で塚原氏の当選が決まった。無投票は2017年の前回選から2回連続。16年ぶりの新しい町長で、2005年に2町が合併してできた同町の2代目の町長となる。
塚原氏は午前9時、同町頓原のふれあいホールみせん前で出陣式を開いた。「まちづくりに人は欠かせない。将来を担う子どもの声が聞こえる町を目指す」と訴え。医療と福祉環境の充実化、後継者不足に悩む商工業の振興なども強調した。新型コロナウイルスの感染防止策で握手は控え、有権者一人一人と言葉を交わした。選挙カーで町内全域を回り、支援を求めた。
午後5時に無投票当選が決まった後、同ホールで報告会を開催した。「人口減少に真正面から取り組み、打ち勝っていく」と力を込め、支援者らと万歳した。
町長選では、ほかに対立候補の擁立に向けた具体的な動きが終始なかった。(高橋良輔)
塚原隆昭(つかはら・たかあき)氏 85年に旧頓原町職員。05年に2町の合併で発足した飯南町で企画財政課長などを務め、17年から副町長。20年11月に退職した。花栗。松江高専卒。
▽若者定住へ商工業振興
塚原新町長の話 移住したい町、子育て支援で評価をいただいており、さらに踏み込んだ施策で子どもの声が聞こえるまちづくりを目指す。後継者不足に悩む商工業の振興を図り、若者の定住につなげたい。飯南病院を柱とした地域医療と福祉も充実させる。
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