安芸高田市長「一般質問答えられない」と発言、ツイートも 市議会に「どう喝」報告拒まれ
2021/1/20 22:54
安芸高田市の石丸伸二市長が、市議会に対し「定例会の一般質問には答えられない」と発言していたことが20日分かった。19日あった市議会全員協議会で、自らの報告案件が市議会に認めらなかったため発した。市議から受けたとする「どう喝」についての問題を取り上げる考えだった石丸市長は、議会側を「都合が悪いことは聞かない」と批判。議会側は「一般質問に応じないのはありえない」と反発している。
石丸市長は、自身が昨年秋、市議の居眠りをツイッターで指摘したのに対して一部の市議からどう喝されたとする問題で、どう喝はなかったとする市議会からの回答について確認する内容の報告案件などを議会に事前通知していた。
しかし、全協で議会側からは「内容が不透明」などとして認められず「議会がこのような対応をする以上、相手にできない。次の定例会の一般質問には答えられない」と発言し、退席した。石丸市長はツイッターにも「一般質問には応じられない」と投稿した。
石丸市長は20日の中国新聞の取材に、一般質問の答弁の拒否はできないとしつつ、「市民のためにきちんと語りたいが、答えるべき相手ではないと捉えた」と説明。議会側が態度を変えるかどうかで対応を判断するとした。
次の定例会の一般質問は3月4、5日の予定。宍戸邦夫議長は「議員が市民の意見を代弁、質問する場」と語気を強める。今後、報告の扱いや石丸市長の発言について全議員16人の意見を集約する。
広島大大学院の茂木康俊准教授(行政学・政治学)は一般質問の意義について「議会が行政の監視機能を果たすための重要な機会で、首長は誠実に向き合う政治的責任がある」と指摘。「市長と議会の意思疎通ができなければ政策が前に進まず、市民のための市政運営にならない」と警鐘を鳴らす。(和泉恵太)
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