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福山市、対策強化 昨年11月下旬以降、病院などクラスター15件

2021/1/21 22:48
感染状況の分析結果を説明する枝広市長

感染状況の分析結果を説明する枝広市長

 福山市は21日、新型コロナウイルスの感染再拡大が始まった昨年11月下旬以降の感染状況をまとめた。今月19日までに医療機関や事業所で15件のクラスター(感染者集団)が発生し、延べ379人が感染した。記者会見した枝広直幹市長は、ここ最近は一時ほどの医療現場の逼迫(ひっぱく)はないとの認識を示す一方、「予断を許さない」として引き続き対策を強める考えを示した。

 市によると、市内で初めて感染が確認された昨年4月2日から1月19日までの感染者は延べ461人。このうち、昨年11月24日以降の感染者が379人で、8割以上を占める。福山医療センター(沖野上町)や寺岡記念病院(新市町)、事業所などで発生したクラスターの影響が大きく、院内感染だけで155人と約4割に上る。飲食店や職場から家庭に持ち込まれたケースも目立つ。

 379人を年代別にみると、65歳以上が30・5%で最多。次いで50〜64歳が18・6%、20代が16・4%、30代13・0%―と続く。院内感染ではない224人でみても65歳以上が10・7%を占め、それ以前の3・8%より割合が増えている。

 療養している患者は19日現在で74人。内訳は、入院中29人▽ホテルでの宿泊療養19人▽施設内での療養10人▽自宅や入院調整中16人。一時、入院病床は7割以上が埋まったが、現在は5割程度と改善しつつある。市内での死者19人はいずれも重い疾患があり、入院先で亡くなったという。

 直近1週間の人口10万人当たりの感染者は8・74人。枝広市長はこの日の会見で「当面は広島県の警戒基準値(4人以上)を目指す」と述べた。市民や事業者に対しては、緊急事態宣言の対象地域との往来を控え、人との接触や会食の機会を減らすよう呼び掛けている。(門戸隆彦)

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

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