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コウノトリ飛来願い模型 庄原の宮原さん夫妻、2体製作

2021/1/23 21:16
完成したデコイを新堂館長(右)に預ける宮原さん夫妻(三次市吉舎町の知和ウェットランド)

完成したデコイを新堂館長(右)に預ける宮原さん夫妻(三次市吉舎町の知和ウェットランド)

 庄原市東本町の教材販売業宮原賢治さん(70)が、国特別天然記念物のコウノトリの模型「デコイ」を完成させた。灰塚ダム上流域の人工湿地へのコウノトリの再飛来を目指す知和ウェットランド管理棟(三次市吉舎町)の新堂雅彦館長(67)の依頼で2体を製作。2月上旬に湿地へ設置し、コウノトリを呼び寄せる。

 デコイは高さ1・1メートルと1メートル。重さはそれぞれ4・6キロと3・3キロ。図鑑や写真集を参考に昨年10月末から製作に取り組んだ。合板や角材を使って足や骨格を作り、針金などで補強した上に紙粘土を使って造形した。赤い足と黒褐色のくちばしには水彩絵の具と防水スプレーを使い、本物そっくりに仕上げた。

 元小学校教員の新堂館長は「児童の卒業制作の額縁作りや一輪車の修理でお世話になり、手先が器用なことは知っていた。ここまで見事な出来栄えとは」と驚く。「やってみないうちに『できません』とは言えない性格」と自称する宮原さんは「紙粘土細工は小学校の工作以来。細い足で体を支えるのは難しかったけれど、作るうちにかわいさが増してきた」と笑顔を見せる。

 宮原さんの妻綾子さん(73)はデコイの彩色を手伝った。「羽を広げて悠々と飛ぶコウノトリは自然の美。灰塚ダムがコウノトリのパラダイスになればいい」と期待する。

 灰塚ダム周辺には2005〜06年にかけてコウノトリの目撃が相次いだ。2月7日午前9時半から、管理棟でデコイを使った写生イベントを開く。写生を終えた後、湿地に設けた高さ12・4メートルの人工巣塔近くに置く。写生会は参加費100円。定員15人。管理棟Tel0824(43)2324=木曜休館。(石川昌義)


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  • 灰塚ダム周辺に飛来したコウノトリ(2006年4月4日)

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