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美星天文台・デニムロゴ・旧矢掛本陣… 井原線、ラッピング列車でPR

2021/1/23 23:00
地域の観光地などを車体にあしらった井原線のラッピング列車

地域の観光地などを車体にあしらった井原線のラッピング列車

 第三セクター、井原鉄道(井原市)は、井原線で、備中地域の多彩な観光地の風景などを車体にあしらったラッピング列車の運行を始めた。新型コロナウイルス感染拡大で観光需要が細る中、地域の魅力を発信し、沿線利用客の行楽需要の掘り起こしを狙う。

 岡山県備中県民局との連携事業で、車両1両の窓と車体の一部をラッピング。左右の窓にそれぞれ、同局が管轄する10市町の観光地、特産品、ご当地キャラクターの写真やイラストをプリントしたフィルムを貼っている。

 井原市の窓は、美星天文台、井原堤の桜並木の写真と特産デニムのロゴマーク。矢掛町は旧矢掛本陣の写真を大きく載せた。窓の下の車体には「カラフル備中」の文字とともに、井原鉄道の制服を着た桃太郎、イヌ、サル、キジのイラストをあしらっている。

 21日、矢掛駅(矢掛町)で開いた出発式には、地元の矢掛小6年生22人を招待。児童たちは、隣の三谷駅(同)との往復乗車を楽しんだ。車内から窓を眺めるとフィルムの図柄を通して外の風景が透けて見え、子供たちも興味津々。石山京香さん(11)は「すてきなラッピング。観光地に行きたくなった」と笑顔だった。

 井原線の昨年の利用客数は、コロナ禍の影響で前年に比べ3割ほど減少。とりわけ定期券利用客以外では4〜5割の落ち込みとなった。今年も厳しい状況が続く。井原鉄道の藤本悌弘(やすひろ)社長は「感染予防に努めながら、今回のような企画も絡めて近隣での観光需要も掘り起こしたい」と話している。

 今回のラッピング列車は2023年末まで運行する。(高木潤)

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