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内科受診6割減2716人 年末年始、広島市医師会の医療機関 インフルが激減、コロナで敬遠も

2021/1/24 21:45

 広島市医師会(西区)所属の医療機関で、この年末年始(昨年12月30日〜1月3日)に内科を受診した患者数は2716人で、前年同期(6792人)に比べて6割も減ったことが、同会のまとめで分かった。マスク着用や手洗いの定着でインフルエンザなどの患者が減り、新型コロナウイルス感染拡大に伴う受診控えも影響したとみている。

 市中心部の年末年始の内科診療は例年、舟入市民病院(中区)が24時間体制で担ってきた。今回は新型コロナ対応で忙しい同病院に代わり、四つの協力病院が12月31日〜1月3日の4日間を交代で対応。通常は休診する市医師会千田町夜間急病センター(同)も開けた。さらに、いつもは在宅当番医を置かない12月30日にも、急募に応じた14医療機関で診療してもらった。

 新型コロナの流行に備え、こうした特別な年末年始の診療態勢を整えた中、内科の受診者数は、広島市民病院(同)の救急外来を入れても60・0%減となった。激減した理由について、同会の三上裕一郎常任理事は手洗いやマスク着用を徹底する人が増え、インフルエンザ患者が例年より激減したことが一因とみる。

 受診控えの影響も浮かぶ。舟入市民病院の協力4病院に絞ると、4日間の受診者数は計243人。前年同期には舟入市民病院を893人が受診しており、72・8%減となった。舟入市民病院はこの年末年始、小児科と眼科に限って診療したが、受診者は計305人で、前年同期から80・3%減だった。

 三上常任理事は「受診を恐れるあまり、病気を放置すると重症化しかねない」と指摘する。また、新型コロナ感染者は症状が軽くても急変する場合があるとし、発熱などがあれば、電話した上でかかりつけ医を受診するよう呼び掛けている。(田中美千子) 

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

【特集】新型コロナウイルスNEWSファイル

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