• トップ >
  • >
  • 広島の大規模PCR、予防と経済の両にらみ 実行態勢や療養、全国から注目

トピックス

広島の大規模PCR、予防と経済の両にらみ 実行態勢や療養、全国から注目

2021/1/29 23:48

広島県による大規模PCR検査の効果を図解で説明する湯崎知事(29日午後2時41分、県庁)

 広島県が29日に打ち出した、新型コロナウイルスの大規模PCR検査の基本計画案。2月中旬からの約1カ月で、広島市内4区の住民と働く人たちから最大3900人の無症状の感染者たちを見つけ、さらなる感染の拡大を防ぐのを狙うという。早期の社会、経済活動の回復も目指す県の「最善の手」。検査会場は、検査能力は、感染者の受け入れは―。「広島方式」に全国の注目が集まる。

 「誰もやったことのない感染対策。何ができるのか一つ一つ決断してきた」。湯崎英彦知事は29日の記者会見で自信を見せた。多忙の中で、説明と質疑にかけたのは1時間半。用意したA4判26ページの資料には、12項目の想定質問を並べ、一つ一つ自ら解説する熱の入れようだった。

 県が検査を受けると見込むのは、広島市中、東、南、西区の約70万人の4割に当たる約28万人。新型コロナ感染歴を調べる県の抗体検査への参加率や、大規模検査を巡るインターネット調査の結果を踏まえてはじいた。陽性率は0・8〜1・2%と推定。市内2カ所のPCRセンターの検査陽性率を基に算出した。

 その結果、感染を確認できるのは2300〜3900人。県内の累計感染者数4759人の5〜8割に上る。大規模検査がなければ大多数が感染に気付かないまま行動し、2次、3次と感染が連鎖するというのが県側の理屈だ。湯崎知事は「無症状、軽症者からの感染経路をできる限り断つ」と訴える。
(ここまで 591文字/記事全文 1503文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする


この記事の写真

  • 無料登録して写真を拡大
  • ログインする

 あなたにおすすめの記事