地域ニュース
廿日市のカキ業者「おうち需要」に照準、ネットで販売・PR コロナ禍で卸値下落や祭り中止
新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食店向けの需要が減った廿日市市のカキ養殖業者や観光協会が、インターネットでのPRを強めている。卸価格が平年より1〜3割安く、カキ祭りなどの催事の中止も相次いでいるため、「おうち需要」に照準を合わせてカキの魅力を紹介したり、ネット販売をしたりして広島の冬の味覚を売り込む。
大野町漁協などでつくる実行委員会は22日、特設サイト「大野かきフェスティバル」を開いた。2月中をイベント期間とし、大野地域のカキにまつわる写真の写真共有アプリへの投稿を呼び掛け、2月7〜13日はサイト上でカキを特別価格で販売する。調理法を伝える動画や地元の飲食店を紹介するコーナーも設ける。
宮島観光協会も2月に初の特設サイトを設ける方針。同月13〜28日にカキをネット販売するほか、宮島でカキを食べる様子を会員制交流サイト(SNS)で発信してもらい、抽選で加工食品などを贈る計画だ。上野隆一郎専務理事は「全国の家庭に宮島のカキをアピールしたい」と意気込む。
▽身の入りはよく成育順調…
(ここまで 447文字/記事全文 840文字)

この記事の写真
あなたにおすすめの記事
同じ日のニュースの記事
-
飲食業界、ゴルフで支援 竹原で土産付きプラン
竹原市吉名町の瀬戸内ゴルフリゾートが、プレー料金に市内の飲食店で使えるクーポン券などの土産を付けたユニークなプランを導入した。新型コロナウイルス禍で苦境にある地元の店を支援する目的。18日に取り入れ...
-
廿日市のカキ業者「おうち需要」に照準、ネットで販売・PR コロナ禍で卸値下落や祭り中止
新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食店向けの需要が減った廿日市市のカキ養殖業者や観光協会が、インターネットでのPRを強めている。卸価格が平年より1〜3割安く、カキ祭りなどの催事の中止も相次いでいるた...
-
広島県府中町公用車にイラスト 町出身の漫画家田中さん、家族や自然描く
広島県府中町の公用車3台の車体に、町出身の漫画家田中宏さんが手掛けたイラストがラッピング印刷された。親子4人の家族や町の自然が描かれている。町職員の業務での移動時などに、主に町内を走行する。
-
尾道東高の戦前建築物、れんが塀撤去見送り 広島県教委、工法見直し保存望む声も
尾道市東久保町の尾道東高にある戦前建築のれんが塀について、広島県教委は2020年度に予定していた撤去を見送った。れんが下の石垣の補強など工法の見直しが必要になったため。一部の市民たちは「風情あるれん...
-
広島市消防局、20年救急出動1割減 感染恐れ受診控えか
広島市消防局の2020年の救急出動件数(速報値)は約5万5千件と、前年より1割減ったことが分かった。同消防局は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、感染リスクを恐れた市民が症状を我慢し、119番を控...
-
広島駅南口再整備、タクシー乗り場閉鎖「不便」 利用者、市中心部へ運賃増 [中国地方のニュース] (2/28)
-
「かけがえのない学びがあった…」 定時制だけの広島・大手町商高、最後の卒業式 [中国地方のニュース] (3/1)
-
後継探しコロナで難航 島根の瑞穂ハイランド [中国地方のニュース] (3/1)
-
タクシー、違法な客待ち横行 広島駅南口再整備で近くの市道 [中国地方のニュース] (2/28)
-
中国地方の避難者1397人 東日本大震災10年、8年連続減 [中国地方のニュース] (3/1)