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ばっちゃんたちの子どもと「食べて語ろう会」 NPO5周年で記念誌

2021/1/30 17:17
記念誌を手に活動を振り返る中本さん

記念誌を手に活動を振り返る中本さん

 学校や家庭に居場所のない子どもたちに食事を提供する活動などを続けているNPO法人「食べて語ろう会」(広島市中区)が、法人化5周年の記念誌を発行した。これまでの歩みや活動内容を発信し、支援の輪の拡大につなげる。

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 同法人の活動は、「ばっちゃん」の愛称で知られる理事長の中本忠子さん(86)=同区=が1982年、保護司として担当した少年に自宅で手料理を振る舞ったのがきっかけ。任意団体を経て2015年8月、NPO法人になった。拠点施設「基町の家」での食事提供に加え、学習支援やアルコールをはじめとする依存症の相談会などにも取り組んでいる。

 記念誌では、小学生時代に中本さんと知り合い、大学生や社会人になった若者たちの寄稿も掲載。「ばっちゃんと出会っていなかったら生きていないかもしれない」「問題を起こした時にご飯を作ってくれ、話を聞いてくれたことが一番の思い出」などと感謝の言葉をつづっている。

 中本さんは「5周年は多くの支援のおかげ。これからも孤独を感じる子どもたちが帰ってこられる居場所づくりを続けたい」と決意を新たにしている。

 A5判、33ページ。今月、2500部を発行し、支援者や行政機関などに送っている。希望者には無料で配る。同法人Tel082(962)2211。(佐伯春花)

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