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廿日市のゲストハウス、新機軸次々と コロナで外国人客見込めず、ワーケーションや日帰り
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、廿日市市内のゲストハウスが「進化」しつつある。余暇を楽しみながらテレワーク(遠隔勤務)で仕事をする「ワーケーション」のプランを始めた宿や、日帰り利用やツアー企画に力を入れている施設がある。これまで呼び込みに力を入れていた外国人客たちの利用が当面見込めない中、経営の多角化を進め、苦境を乗り越えようとしている。
宮島ゲストハウス三国屋(廿日市市宮島町)は昨年春から、専用サイトに登録し、ワーケーションに力を入れる。利用者は月額を払えば、期間中は登録宿が泊まり放題になる仕組み。休暇を楽しみながら仕事をしたい人にアピールしており、これまでに首都圏の会社員や個人事業主十数人がこのサービスを利用して三国屋に泊まった。
東京都のウェブコンサルタント業吉沢元太さん(34)は、昨年11月初旬から約1カ月滞在。通常の宿泊料で計算すると約12万円だが、約5万円で泊まれたという。「数日だけのつもりだったけれど、島の風景やスタッフの人柄に引かれて長居した」と満足していた。
▽一戸建てを昼間だけ貸し出し
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