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山口県内、コロナ死者1月だけで18人 持病の高齢者が大半

2021/2/1 20:34

 新型コロナウイルスで亡くなる患者が山口県内で急増している。死者は累計21人のうち1月だけで18人に上り、25〜31日に7日連続で確認された。大半は持病のある高齢者だ。県は長期の治療に耐える体力が乏しいことや、感染による持病の悪化などを要因とみている。

 死者の年代別は、90代が11人で最も多く、80代が4人、70代が3人、60代が2人、50代が1人。いずれも県内の医療機関に入院中に亡くなった。21人のうち19人には何らかの持病があったという。中には別の病気で入院治療中、院内で感染した人もいる。

 医師でもある県健康増進課の石丸泰隆課長は「長期の治療を乗り切るには体力が要る。高齢者は持病がある人がほとんど。体のバランスが崩れて悪化する例もある」と話す。重篤な患者に使う人工心肺装置「ECMO(エクモ)」も65〜70歳以上は治療効果が低いことから、一般的には適応外。入院している高齢者が治療環境を変えれば、心理面の負担も大きくなるという。

 県内で初めて死者が出たのは昨年9月9日で、12月までは計3人だった。1月はクラスター(感染者集団)が8件発生し、累計感染者の半数を占めた。病院や家族内で高齢者が感染し、徐々に重症化するケースがあるという。石丸課長は「周りに高齢者がいる人は感染対策に一層気を引き締めてほしい」と呼び掛ける。(渡辺裕明) 


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