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広島将棋センター3月閉所へ 故村山九段らプロ5棋士輩出 コロナ禍が経営直撃

2021/2/1 22:47

43年の歴史に幕を下ろす広島将棋センター

 広島県棋界の中核将棋道場として愛好家に親しまれ、各種大会を主催・運営してきた広島市中区の広島将棋センターが3月7日、43年の歴史に幕を下ろす。昨春からの新型コロナウイルスの感染拡大が経営を直撃。将棋大会の中止が相次ぎ、客足も減少していた。

 同センターは、故村山聖九段、糸谷哲郎八段、山崎隆之八段、片上大輔七段、竹内雄悟五段とプロ棋士5人を輩出。宮本浩二全日本アマチュア名人が育つなど西日本屈指の将棋道場・教室として知られる。

 中国新聞の将棋解説担当者だった故本多冨治氏が1978年に開設。日本将棋連盟広島将棋同好会支部が事務局を置き、中国将棋名人戦や村山聖杯将棋怪童戦など大会に関わってきた。

 しかし、日本の将棋人口は2009年の1270万人を頂点に減少。史上最年少プロ棋士となった藤井聡太二冠(王位・棋聖)の登場でブームが再燃したが、スマートフォンやパソコンで全国の強豪と対局できるオンライン将棋の普及もあり、同センターの経営は厳しさを増していた。

 日本将棋連盟広報課は「コロナ禍で苦境の道場があると聞く。情報を収集したい」と説明。将棋文化に詳しいプロ棋士で東京大客員教授の勝又清和氏は「現代は個の時代。リアルな将棋現場を避け、オンライン将棋が今後中心になるのでは」と話していた。(祖川浩也) 


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