公明斉藤氏で一本化へ、自公合意 河井元法相地盤の広島3区候補
自民、公明両党が次の衆院選広島3区の与党候補を公明党の斉藤鉄夫副代表(68)=比例中国=に一本化することで合意したことが2日、分かった。広島3区は公選法違反罪で公判中の河井克行元法相(57)=自民党を離党=の地盤。自民党広島県連が公募し、広島3区の党支部長に内定していた県議の石橋林太郎氏(42)は比例代表中国ブロックに回る見通し。党本部が5日、党県連に伝える。
関係者によると、自民党執行部は連立を組む公明党との関係を重視。全国で選挙協力を円滑に進めるためには与党分裂を避け、斉藤氏の支援に回るべきだと判断した。山口泰明選対委員長と公明党の西田実仁選対委員長が協議を重ね、党本部間での合意に達したという。
広島3区では、河井氏の妻案里氏(47)=自民党を離党=が初当選した2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で政治不信が高まった。公明党が「与党として政治の信頼回復を図りたい」と昨年11月、前幹事長でベテランの斉藤氏の公認を決定した。
これに対し、自民党県連は昨年12月、河井氏の代わりの党支部長に、公募で選んだ石橋氏を充てるよう党本部に申請。党本部は今年1月25日、石橋氏を「内定」にとどめた上で、公明党との調整を進める方針を示していた。
広島3区ではほかに、立憲民主党が新人で元会社役員のライアン真由美氏(57)、NHKから自国民を守る党は新人で党広報担当の新藤加菜氏(27)を立てる。河井氏の態度は明らかになっていない。(桑原正敏、境信重、河野揚)
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