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案里被告、3日にも議員辞職へ 失職を回避、参院広島は4月に補選

2021/2/2 23:58

河井案里被告

 2019年参院選広島選挙区を巡る公選法違反事件で、先月21日に一審東京地裁で有罪判決を受けた参院議員河井案里被告(47)=自民離党=が議員辞職する意向を固めた。山東昭子参院議長に3日に辞職願を提出し、参院本会議で許可される見通し。複数の関係者が2日明らかにした。参院広島補欠選挙は4月25日の衆院北海道2区、参院長野選挙区と同じ日程となる。有罪が確定すれば当選無効になり失職する。その前に自ら進退を決める道を選んだ。

 案里議員は初当選した参院選で公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた。失職のケースは(1)自身の有罪確定(2)同時に起訴された夫で元法相の克行被告(57)=自民離党=の有罪による連座制適用(3)公設秘書の確定した有罪による連座制適用―の3通りあった。案里議員自身の控訴期限は今月4日に迫っている。

 衆院北海道2区は、収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農相=自民離党=の議員辞職を受けた補選で、自民は候補擁立を断念し、不戦敗を決定。参院長野は、新型コロナウイルスに感染した羽田雄一郎議員の死去による。参院広島とともに「政治とカネ」や、コロナ対策が問われ、結果次第で菅義偉首相の政権運営に影響を与えそうだ。

 19年参院選広島選挙区(改選数2)は、自民公認で新人の案里議員と、野党系現職が当選し、自民ベテラン現職らが落選した。当時の安倍晋三首相や菅官房長官は案里議員を強力に支援。自民党本部は同陣営にベテランの10倍に当たる1億5千万円を投入した。

 東京地裁は、案里議員が克行元法相と共謀し、19年3〜5月、広島県議4人に計160万円を渡したとして、懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 <クリック>河井夫妻の公選法違反事件 2019年7月の参院選広島選挙区で、河井案里参院議員の陣営が車上運動員に違法報酬を支払ったとして、広島地検は昨年3月、公選法違反容疑で案里議員の公設秘書らを逮捕。さらに東京地検特捜部が同6月、地元議員らに現金を渡し集票を依頼した同法違反容疑で、夫の克行元法相と案里議員を逮捕した。関係先として家宅捜索した鶏卵生産大手「アキタフーズ」の押収資料や、関係者の事情聴取などから吉川貴盛元農相の収賄事件につながった。


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