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河井案里被告が参院議員辞職 買収事件で有罪判決、控訴しない考え

2021/2/3 16:41

河井案里被告

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪に問われ、一審の東京地裁から有罪判決を受けた河井案里被告(47)=参院広島、自民党を離党=が3日、議員辞職した。同日午後、秘書を通じて辞職願を参院に提出し、夜の本会議で許可された。参院広島選挙区の補欠選挙は4月8日告示、25日投開票で実施される。

 【案里被告コメント全文】

 案里被告は辞職願提出後にコメントを出した。判決に「納得しかねる」としつつ、「たとえ一審でも信頼を回復できなかったことは政治家として情けなく、政治的責任を引き受けるべきだ」とし、控訴もしないと明らかにした。

 東京地裁は1月21日、夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区、自民党を離党、同罪で公判中=と共謀し、広島県議4人に渡した計160万円について買収と認定し、懲役1年4月、執行猶予5年の判決を言い渡した。今月4日の控訴期限を前に、与党内では議員辞職は避けられないとの見方が強まっていた。

 案里被告は昨年6月18日に克行被告と共に検察当局に逮捕されて以降、本会議や所属委員会に出席していない。この間も高額な議員報酬を受け取り続けたことや有権者への説明責任を果たそうとしない姿勢に批判が広がっていた。

 19年の参院選広島選挙区では自民党が改選2議席の独占を目指し、現職の溝手顕正氏に加え、党本部主導で新人の案里被告を擁立。安倍晋三前首相や当時官房長官だった菅義偉首相らの強力な支援を受けた案里被告と、無所属現職の森本真治氏(現立憲民主党)が当選し、溝手氏が落選した。

 公示前に自民党本部は河井夫妻側に計1億5千万円を提供。溝手氏への提供額の10倍で、事件との関連が指摘された。提供の経緯や使途の詳細は現在も、党本部から十分な説明がなされていない。

 参院広島補選は衆院北海道2区、参院長野選挙区の2補選と同じ日程で、菅首相にとっては初の国政選挙。「政治とカネ」の問題が焦点となり、結果は政権運営に影響を与えそうだ。

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