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【詳報・克行被告第36回公判】杉原孝一郎尾道市議供述調書 自己資金と一緒にしてもろもろの支払いに使いました

2021/2/4 1:43

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第36回公判が3日、東京地裁であった。検察側が、杉原孝一郎尾道市議(78)と繁政秀子・元広島県府中町議(78)、後援会員ら9人の計11人の供述調書を読み上げた。詳細は次の通り。

 ■杉原市議

 2019年7月の参院選で自民党公認の河井案里さんを当選させるため、知人に呼び掛け、応援しました。19年7月、(夫で衆院議員の)河井克行さんから封筒に入った30万円をもらい、自分の支払いに使いました。私は尾道市出身で、大学を出て尾道市に戻り、父の会社に入りました。向島町長を1期務め、05年に合併してから尾道市議を5期務めています。

 克行さんとは参院選まで面識がありません。議員としてパーティーで顔を見かけた程度で、尾道市は6区、克行さんは3区と選挙区が異なるので、克行さんと個人的に話すことはないです。案里さんともほぼ同様です。案里さんとの接点は多くないです。09年の県知事選に案里さんが出た時、(元金融担当相の)亀井静香陣営からお願いされて案里さんを応援しました。父が(元衆院議員の)永山忠則先生の尾道市の後援会長をしていて、1979年から亀井静香先生を応援していました。亀井党として亀井先生を全力で応援していました。亀井先生との関係から知事選で案里さんを応援しました。

 案里さんを応援する経緯について。19年3月ごろに案里さんが自民党公認で立候補することが報道で明らかになりました。自民党の宏池会の溝手(顕正)さんが当選を続けていて、(無所属現職の)森本(真治)さんと溝手さんが議席を分け合っていて、新人の案里さんも加わると、溝手さんと案里さんの陣営が微妙な関係になると思いました。広島県では宏池会が強く、特別な存在です。県連は案里さんの立候補に反対し、溝手さん支持を打ち出していました。尾道市内で表立って案里さん支援を打ち出す人はいませんでした。5月中旬ごろ、(元公設秘書の)前田智代栄さんから電話があり「尾道市は杉原先生にお願いしたい」と支援を依頼してきました。知事選で案里さんを応援していて、溝手さんに良い感情を持っていなかったので、渡りに船だと思って了承しました。
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