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【詳報・克行被告第36回公判】後援会員ら供述調書<5>ねじこまれる渡し方なので、選挙違反の悪い金と分かりました

2021/2/4 1:59

 ■後援会員H

 19年7月21日の参院選に関し、(同年)3月29日に県議の事務所で30万円をもらいました。(私は)自治会でさまざまな役職をしており、顔が広かったです。自民党の県議の後援会幹事長を務めていました。県議は河井先生と同じ自民党ですが、仲が悪いことで有名でした。イベントで鉢合わせをすると、ろくに口をきかない。大変仲が悪いようでした。

 河井先生が立候補する衆院選が実施される年に現金をいただきました。17年10月の衆院選前の時、河井先生から自宅で現金をもらい「よろしく頼む」と衆院選の投票と、周りへの投票の呼び掛けの意味でくれると理解しました。受け取ってはいけないと思っていましたが、返す勇気がなく、自分の用途に使っていました。顔が広い私を有力支持者として頼りにしていただきました。

 19年3月中旬、案里さんは自民党公認で立候補すると知りました。自民党の溝手先生、森本先生と定数2議席を争うことになります。県連は溝手先生一本、自民党本部は案里さんを公認決定して、県連は溝手先生、本部は案里さんで対立していましたが、ややこしいことになった感じはありませんでした。(支援する)県議は溝手先生を応援すると話していました。私どもも案里さんを積極的に応援するつもりはありませんでした。

 30万円をもらったのは、19年4月の県議の出陣式の後です。県議は3月29日午前9時ごろ、公園であいさつをしました。河井先生は姿を見せておらず、私は選挙事務所に歩いて戻りました。スタッフから「河井先生が来とってよ」と言われ、選挙事務所の中に河井先生を見つけました。告示日に足を運んでいただいたお礼を申し上げると、河井先生は「選挙頑張ってください」と言い、「(県議は)どこかいの?」と言いました。県議の姿が見当たらず「どこに行っちゃったんかいの?」と聞くと、選挙カーで遊説に出かけたのではないかということでした。河井先生は私に「どっか話すところないかの?」と、2人だけで話したいようでした。「ちょっと来いや」と私のジャケットを手でつかみ、壁際に行き、周りの人が少なくて人目がつかないようにして、河井先生がジャケットのスーツの内ポケットから白い封筒を手にして「これを」と、私の左か右のどちらかのポケットにねじ込んできました。封筒はお札が入る大きさでした。白い封筒でお金をいただいたことがあったので、今回も現金と思いました。それなりの大金と感覚で分かりました。
(ここまで 998文字/記事全文 2915文字)

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