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案里元議員の有罪確定 公選法違反、公民権5年停止

2021/2/5 0:02

河井案里氏

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われ、東京地裁で懲役1年4月、執行猶予5年の判決を受けた河井案里元参院議員(47)=自民離党=の有罪が5日午前0時に確定した。案里氏、検察側とも、期限の4日までに控訴しなかった。同法の規定で刑の執行が猶予される5年間、公民権が停止される。

 案里氏は3日に「判決内容には納得しかねる。金員で人の心を買うことはできない、というのは私の信念で、有権者を裏切るようなことは決してしていない」とするコメントを発表。一方で「争いを長引かせ混乱を生じさせるのは本意ではない」として控訴しない方針を明らかにし、議員を辞職した。

 判決は起訴内容の一部を無罪としたが、検察側も控訴を見送った。迅速審理に努める「百日裁判」の趣旨などを考慮したとみられる。

 判決によると、案里氏は夫で元法相の衆院議員克行被告(57)=同=と共謀し、19年3〜5月、広島県議4人に計160万円を渡した。案里氏は公判で「県議選の当選祝いや陣中見舞いだった」などと無罪を訴えたが、地裁は現金授受の時期や状況から「選挙買収だった」と退けた。

 元法相は地元議員ら計100人に2900万円余りを配ったとされ、無罪を主張。案里氏とは別に地裁で審理が続いている。

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