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犬の散歩中、子ども見守る40人 広島市西区庚午の住民有志、登下校時に合わせて

2021/2/7 18:35
愛犬の散歩をしながら下校中の児童を見守る島谷さん(左端)たち

愛犬の散歩をしながら下校中の児童を見守る島谷さん(左端)たち

 広島市西区庚午地区で、住民有志が愛犬の散歩中に子どもを見守る活動に励んでいる。その名も「わんわんパトロール」。昨年6月に約20人で始め、その輪は約40人に広がった。登下校の時間帯に合わせ、思い思いに地域の通学路を回っている。

 1月下旬の平日午後4時すぎ、庚午小と庚午中近くの庚午神社に女性4人が愛犬を連れてやって来た。手には「わんわんパトロール」の文字が入ったおそろいのかばん。決まったルートはないが、すれ違う児童に「お帰り」「歩道を歩くんよ」と笑顔で声を掛ける。犬を通して児童との会話が弾むこともある。

 友人に誘われて始めた島谷恵さん(50)は「以前は特に散歩中も見守りを意識していなかったけど、通学路に危ない場所はないか注意するようになった。子どもや飼い主の知り合いも増えた」と話す。

 パトロールは、顔の見える地域づくりを探ろうと庚午地区社会福祉協議会の女性が中心となって2019年6月に発足した「ブルーベリーくらぶ」の発案。地区には犬を飼う住民が多い点に着目。世代を問わずにほぼ毎日、気軽に見守りができるとして提案した。

 地区内にある約80カ所の掲示板に活動を紹介するポスターを掲げると、飼い主の間で広まり、今では約40人が活動に加わっている。犬を飼っていない住民約40人も趣旨に賛同し、散歩中に見守りをしている。

 庚午小の足立健教頭は「教員だけでは行き届かない部分も地域に支えられ、子どもの安心安全が守られている」と感謝。ブルーベリーくらぶの桑野栄子代表(63)は「新型コロナ禍でもできる活動で、それぞれができる時にできる範囲で続けられる。地域のつながりが深まれば」と意気込む。(石下奈海)

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