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コロナ休業の店、夜間の盗難相次ぐ 広島の流川・薬研堀

2021/2/5 23:51

 新型コロナウイルス対策で広島県が飲食店に営業時間の短縮を要請した昨年12月17日から今年1月末までの間に、広島市中区の歓楽街、流川・薬研堀地区の飲食店で夜間の盗難被害が6件相次いでいることが5日、分かった。店内にあった現金が盗まれるなどし、広島中央署が窃盗や建造物侵入の容疑で捜査している。同署管内では、感染拡大の「第1波」の昨春にも同様の盗難被害が出ており、夜間パトロールを強化している。

 同署によると、6件の内訳は薬研堀4件、胡町と堀川町が各1件。うち薬研堀と堀川町の各1件は未遂だった。いずれも休業中を含めて営業時間外の夜間に、何者かが出入り口を壊す手口で無人の店内に侵入したとみられる。既遂の4件のうち、薬研堀の店は最も多い約18万円を盗まれ、残る3店も約6万3500〜650円を盗まれた。

 感染拡大の「第3波」を受けて県は昨年12月17日から、市中心部などで酒を出す飲食店に対し、酒の提供時間や営業時間の短縮を要請。飲食店が集中する歓楽街では、臨時休業している店が多く、夜は閑散としている。休業中で盗難被害に気付いていない店もあるとみられ、被害件数はさらに膨らむ可能性がある。

 同署が管轄する中区では、県が同様に飲食店に時短営業を要請した昨年4〜5月にも飲食店を狙った夜間の盗難被害が発生。歓楽街では確認されていないが、周辺の大手町や舟入地区などで未遂も含めて計6件あった。

 今月7日を期限とする県の時短営業要請は21日まで再々延長されることが決まっている。県警は「防犯カメラの設置のほか、営業時間外も店内の明かりをつけ、店に現金や高価な物を置かないなど自衛策もしてほしい」と呼び掛けている。 

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