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高級魚アマダイ中間育成に挑む 出雲市「漁業者の所得向上へ」

2021/2/6 23:53
アカアマダイの成育を確かめる福田さん

アカアマダイの成育を確かめる福田さん

 出雲市が3年ぶりに高級魚アカアマダイの中間育成を進めている。主にはえ縄漁で取る「小伊津のアマダイ」は、関西地方で高値で取引される。資源確保のため島根県内の自治体で唯一取り組んでおり、稚魚が大きくなる3月ごろに放流する。

 昨年12月に山口県内の栽培漁業センターから稚魚を仕入れ、同市小伊津町のJFしまね佐香出張所などで約2700匹を育てている。漁業者やJF職員が餌やりや水槽の掃除を担う。

 生存率を高めるため、体長7、8センチまで育ったら放流する。腹びれの一部をカットし、追跡できるようにする。育成に携わる同町の漁業福田薫さん(56)は「高単価のアマダイが増えて、若者が漁業に目を向けてくれたら」と話す。

 市水産振興課によると、放流は旧平田市時代の2001年度から始め、ここ数年の漁獲量は20〜30トン。放流した魚のうち、08〜19年度に122匹の水揚げが確認された。同課は一定の効果があるとみており、「漁業者の所得向上につなげたい」としている。(鈴木大介)

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