地域ニュース

お堅い行政の構想、絵本仕立て 大竹市、親しみやすく冊子工夫

2021/2/8 22:27
答申後に基本構想の冊子案を見る入山市長(右)。左は審議会の西尾裕次副会長

答申後に基本構想の冊子案を見る入山市長(右)。左は審議会の西尾裕次副会長

 大竹市は、イラストを主体に絵本のような物語仕立てで、今後約30年間の市政の方向性を示す市の「まちづくり基本構想」の策定を進めている。堅いと敬遠されがちな行政文書を市民に親しんで読んでもらい、地域の将来について考えてもらう試み。冊子にまとめ、5月にも市内の全世帯に配布する予定でいる。

 【構想案の全ページ画像はこちら】

 冊子は表紙を含めAB判カラーの12ページ。2050年の大竹市に住む祖父母と孫が、空飛ぶコイ型ロボットで空中散歩し、約30年前の21年の大竹にもタイムスリップする物語仕立て。「自然・暮らし・産業が調和した魅力あふれるまちをつくります」など、市の三つの「幸せづくりの未来宣言」を紹介し、健康、福祉など分野別での取り組みも説明している。

 作画を担ったのは、「はと」名義で活動する地元出身の画家秦景子さん(39)=東京都中野区。柔らかいタッチのイラストと、まちづくりに関する文章を調和させる工夫をしている。コイは、地元に手すき和紙の手描きこいのぼりを作る伝統が残っていることから登場させた。

 コンサルタント業者の提案を、年代を問わず、家族などで地域の将来について語り合える資料になると採用した。3月上旬に開会予定の市議会定例会に提案し、議決を得た後に市内全世帯に配る。5月をめどに準備している。事業費は100万円余りになる見通しで、21年度当初予算案に盛り込む。

 市民を交えた市まちづくり基本構想策定審議会(会長・金谷信子広島市立大国際学部教授)で昨年11月下旬〜ことし1月、内容を審議し、1月29日に入山欣郎市長に答申した。入山市長は「幅広い年代に親しみやすい構成になっていると思う」と話している。(白石誠)

【関連記事】

作画の秦さん「登場人物の暮らし想像を」


この記事の写真

  • 策定中の大竹市まちづくり基本構想案の表紙(大竹市提供)

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧