地域ニュース

放置自転車の保管、2000円に引き上げ 福山駅周辺、市方針

2021/2/8 23:47
撤去した自転車を保管所に運び込むシルバー人材センターのスタッフ

撤去した自転車を保管所に運び込むシルバー人材センターのスタッフ

 福山市は4月、JR福山駅周辺の路上に放置された自転車を撤去・保管し、返却時に持ち主へ求める料金を現行の1500円から2千円に引き上げる方針を固めた。一帯の違法駐輪が後を絶たないため抑止効果を高める。歩いて楽しい「ウォーカブル」な駅周辺の環境を整える市事業の一環。

 市は条例で、福山駅周辺を自転車等放置禁止区域に指定している。市の委託を受けたシルバー人材センターが巡回し、放置自転車には黄色の札を張り、その日のうちに撤去する。

 撤去した自転車は同市宝町の保管所で3カ月間保管。返却時に自転車1500円、小型バイク2千円の保管料を求めている。現在は上限額を2千円に定めているが、4月から3600円とする。これに伴い、保管料は自転車2千円、小型バイク3千円に上げる。

 福山駅周辺の禁止区域での自転車などの撤去台数は、2019年度は730台。近隣に無料の市営駐輪場があるにもかかわらず、路上に放置されるケースが目立つ。

 違反者が支払う保管料の総額は年70万円ほどで推移する一方、撤去や保管を担う同センターへの委託費は年1200万円となっている。また、安全上の問題もある。今月1日に廃止された同駅東側の仮設駐輪場ではマナー違反が常態化し、「はみ出した自転車が邪魔」「危険」といった苦情が絶えなかった。

 市は条例改正案を22日開会予定の市議会定例会に提案するとみられ、可決されれば4月1日から施行する見通し。(菅田直人)


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧