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大規模PCR、中区で8千人規模に縮小 広島県方針、住民向けは19日から旧市民球場跡地で検体採取

2021/2/9 22:26

広島県庁

 広島県が広島市の住民や働く人を対象に計画している新型コロナウイルスの任意、無料の大規模PCR検査を巡り、県が対象エリアを中区の一部に絞った上で検査規模を約8千人へと大幅に縮小させ、19日から取り組む方針を固めたことが9日、分かった。これから感染が急拡大した場合に備えて大規模検査を実施する余地を残しつつ、課題を探るための「部分的試行」と位置付けるとみられる。

 複数の関係者によると、住民向けには19日から3日間、中区の旧市民球場跡地で検体の唾液を採取する。約6千人の利用を想定しており、車に乗ったまま検体を出すドライブスルー方式も取り入れる。検体の採取は事前予約制とする。

 働く人は中区の事業所から希望を募り、約2千人に受けてもらうと見込む。検査キットを送り、24日からの3日間で各事業所に集約してもらう。検査ではいずれも、複数の検体をまとめる「プール方式」を採用するという。

 県は1月14日、無症状の感染者たちの早期発見へ、大規模検査の検討を表明した。広島市中、東、南、西の4区の住民と働く人たち約73万人のうち、約4割に当たる28万人が受けると想定。検査の陽性率を1%前後とみて、2300〜3900人の感染者の発見を見込んでいた。県議会臨時会で今月4日に可決した本年度一般会計補正予算で10億3800万円を確保した。

 ただ、広島市の今月9日まで1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は2・3人となった。5日に4・0人となって以降、県独自の警戒基準値(4人)を継続して下回っている。

 このため県は大規模検査の実施をいったん保留し、再び感染者が急拡大する局面に先送りする方向へかじを切る。一方で、中区の一部を対象とする今回の検査によって、実行した場合の予約や会場運営などでの課題を洗い出すとみられる。

 県は併せて、22日から広島市内の住民と働く人を対象に、1日先着500人のPCR検査をする方向で調整している。市内の感染状況をつかむ狙いがあるという。(宮野史康)


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