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「ヒバゴン ここで目撃」 庄原の西城町観光協、PR動画作成・配信

2021/2/9 21:09
出来上がった動画を鑑賞する恵木さん(右)と西城町観光協会の職員

出来上がった動画を鑑賞する恵木さん(右)と西城町観光協会の職員

 庄原市のNPO法人西城町観光協会は、1970年代に旧西城町を中心に目撃が相次ぎ、騒動となった謎の類人猿「ヒバゴン」の目撃地を巡る観光PR動画を作成した。地元住民が案内役を務め、目撃情報を基に当時の現地の様子を振り返る。町内の観光スポットや文化も紹介し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。

 【写真集】これが類人猿の足あと

 「植林をした木の下草刈りをしていた男性が、二足歩行の生き物を見た現場です。2度も見たということで怖い思いをしたそうです」。旧西城町の「類人猿相談係」だった恵木剋行さん(77)=西城町大佐=が、係に寄せられた目撃談や逸話を現地で披露する。

 「ヒバゴン50周年記念オンラインツアー」と題した動画は約40分。同町油木地区の目撃地計3カ所を巡り、マスコットキャラクターのヒバゴンを登場させ、当時の様子を再現している。庄原署に残る石こうでできた「ヒバゴンの足形」も取り上げている。

 目撃地巡りのほか、国生みの女神イザナミノミコトにまつわる神話が残る比婆山やスノーリゾート猫山など町内の主要な観光スポットを紹介。比婆山の麓に立つ熊野神社の本殿で西城町神楽愛好会が披露する神楽の舞なども盛り込んだ。

 恵木さんは「ヒバゴンや西城の良さがたくさん詰まった動画に仕上がった。現在の西城のまちの姿をぜひ見てもらいたい」と話す。

 協会は、ヒバゴン騒動から50年を迎えた節目の昨年、目撃地を巡る観光ツアーや仮装大会などさまざまなイベントを計画していたが、新型コロナウイルス禍を受けて断念。動画での情報発信を企画した。昨秋に撮影を開始し、今月からユーチューブで配信を始めた。

 協会が事務所を置くJR備後西城駅や町内の商業施設「ウイル西城」(同町大佐)でも動画を流す予定。協会は「コロナが収束した際に西城を訪れてもらうきっかけになればうれしい」としている。(伊藤友一)

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  • ヒバゴンが目撃された場所での収録(昨年9月)

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