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【詳報・克行被告第38回公判】会計担当者の供述調書 党本部からの入金はLINEで克行代議士に報告しました 

2021/2/10 0:16

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第38回公判が9日、東京地裁であった。検察側が、妻の案里元参院議員(47)の選挙事務所の会計担当者の供述調書を朗読。会計担当者は、自民党本部が河井夫妻側に提供した1億5千万円の一部が、陣営スタッフ3人への運動員買収の原資に充てられたと供述していた。被買収者とされる男性運動員の証人尋問もあった。

 ■会計担当者

【甲296号証】

 私は平成31年4月18日から令和元年10月末まで、河井案里事務所に勤務して会計を担当し、河井克行事務所で会計を担当しました。選挙スタッフだった(現愛知県稲沢市議の)野々部(尚昭)さん、男性運動員に選挙運動報酬を支払いました。男性運動員は廿日市市や、広島市佐伯区などの広島市西部、東広島市を担当。野々部さんは公明党の支援の取り付けや電話作戦を担当していました。

 6、7月の報酬として克行代議士から50万円を支払うように指示されました。6月14日のラインで、野々部、男性運動員に6、7月に月額50万円ずつ支払うよう指示されました。6月分は克行代議士から、日割り計算して必要なお金を全額払うよう指示されました。6月28日、所得税を源泉徴収から引いた額を支払いました。河井案里名義で、広島銀行八丁堀支店から38万3490円をそれぞれ振り込みました。

 令和元年6月分の給料をまとめて払いました。原資は自民党本部から自民党参院広島県第七選挙区支部に振り込まれた3千万円でした。6月10日、自民党本部から第七支部に3千万円が振り込まれていました。

 6月分の報酬額について、男性運動員から「少ないけど、60万円のはず」。野々部さんから「報酬が少ない。50万円もらえるはずだったのに。克行代議士に聞いてもらえるか」と頼まれました。6月29日午後6時45分、克行代議士に、男性運動員は60万円、野々部さんは50万円でいいかラインで聞きました。克行代議士から電話があり、「なぜあなたが聞くの? 気にすることじゃないから」と一方的に電話を切られました。私は5月、40万円を支払うよう指示を受けていました。

 7月3日、克行代議士から、参院選の期間限定の選挙スタッフだった元石川県議に40万円を支払うよう指示を受けました。3人とも40万円ぐらいもらう約束でした。7月31日、40万円から所得税の源泉徴収をしたものを振り込みました。広島銀行安支店・自民党広島県参議院第7選挙区支部の代表河井案里名義から所得税の源泉徴収を引いて38万3490円を振り込みました。

 克行代議士から7月31日、間違って40万円しか支払われていない、と連絡がありました。8月1日、広島銀行安支店・第七支部名義で3人に10万円ずつ振り込みました。克行代議士の指示で源泉徴収はしませんでした。

【甲297号証】
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