地域ニュース

【#輪になれ広島】苦境に立つ子ども食堂を後押し 広島の支援センター、各拠点で弁当配布

2021/2/10 17:11
20日に弁当を配る横川会館の前で「子ども食堂の活動を支えたい」と語る越智理事長

20日に弁当を配る横川会館の前で「子ども食堂の活動を支えたい」と語る越智理事長

 NPO法人「広島こども食堂支援センター」(広島市中区)が、新型コロナウイルス感染拡大のため食事の提供を休止・縮小している広島県内各地の子ども食堂の拠点に出向き、弁当などを利用者に無償で配る活動を始めた。月1回実施し、苦境に立つ食堂の存続を後押しする。今月は20日、西区横川町で取り組む。

 活動では、県内各地のフードバンクや市場の荷受会社、食品会社などとのネットワークを活用。寄付を受けた食材でさまざまな弁当を作り、米やパン、レトルト食品、菓子などとセットにして利用者に持ち帰ってもらう。1月下旬に中区の子ども食堂で初めて実施し、親子連れたち約150人に配った。

 同法人によると、感染拡大が始まった昨春以降、連携する約30カ所の子ども食堂で休止や縮小が相次いでいる。再開のめどが立たない食堂もあり、調理などに協力してきた地域住民の離脱も懸念されるという。

 同法人は今回の活動で、弁当の調理や配布を担うボランティアを各地の食堂から募っている。関係者の活動の場をつくり、存続に向けた機運を高めてもらうためだ。さらに各食堂が、作った食事を振る舞うだけでなく、弁当や食材の配布も加えて柔軟に対応するように促す目的もある。

 同法人の越智誠輝理事長(48)は「子ども食堂は地域の大人と子どもをつなぐ大事な場所。できることから支援したい」と強調する。

 20日は、昨年12月から食事提供を中断している「楽だ食堂」の拠点、横川会館(西区横川町2丁目)の前でカレー弁当などを配る。正午〜午後8時。予約制で先着100人だが、余りがあれば当日も受け付ける。同法人のフェイスブックから予約する。(木原由維) 

【関連記事】

子ども食堂、毎週日曜に 柳井白壁の町並み、ワークショップも企画

ハローズが推進大賞 消費者庁「食品ロス削減」表彰

「子ども食堂向き」広島の法人がお好み焼き冊子 シンポ紹介、無料配布

食の交流、岩国・玖珂で本格化 元教諭ら「子ども食堂」、親子らにカレー弁当

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧

  • 広響、2カ月ぶり観客魅了 広島、定演に500人

     広島交響楽団の第408回定期演奏会が10日、広島市中区の広島文化学園HBGホールであった。広島県の新型コロナウイルス集中対策を受け、昨年12月から公演の中止や無観客開催を続けて以降、市内で約2カ月ぶ...

  • 広島県、3年連続1兆円台 21年度予算案、デジタル化推進

     広島県は10日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は1兆938億4千万円。20年度と比べて0・3%の微増となり、3年続けて1兆円台に乗った。新型コロナウイルス対策が最優先とした上で、次代の県...

  • 輝く霜、凍える朝 広島県内各地で氷点下

     広島県内各地は10日午前、上空に流れ込んだ寒気や放射冷却の影響で厳しい冷え込みとなった。19観測地点のうち、呉市や竹原市などを除く14地点で最低気温が氷点下を記録した。

  • 神楽後押し、アニメ動画 北広島のNPO人気演目を紹介

     新型コロナウイルス感染拡大の影響で披露する場が減っている地域の神楽を後押ししようと、広島県北広島町のNPO法人広島神楽芸術研究所は、人気演目のストーリーを紹介するアニメーション動画を制作した。11日...

  • 医療用ガウン500着手作り 昨夏から福山の施設や住民

     福山市郷分町の高齢者施設「桜の里」が、手作りで簡易医療用ガウンを作って医療機関などに寄付する活動に取り組んでいる。新型コロナウイルスに立ち向かう医療機関を支えるのが目的で、共感した地域の住民や団体に...