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東広島にオオキトンボ 絶滅危惧種 県内初 スナアカネも(2018年10月22日掲載)

2021/2/12 18:29
東広島市のため池で産卵する絶滅危惧種のオオキトンボ(撮影・土井和樹)

東広島市のため池で産卵する絶滅危惧種のオオキトンボ(撮影・土井和樹)

 広島県内で報告例がない赤トンボの一種オオキトンボが東広島市のため池に生息していたことが21日、分かった。環境省レッドリストの絶滅危惧TB類。近年急速に減り、多くの県で絶滅したとみられていたが、ため池では雌が産卵しているような姿も確認された。繁殖地になっている可能性も高く、専門家は「飛来してきただけでも貴重だが、繁殖地となれば驚きだ」と早急な保護を呼び掛けている。

 ひろしま自然の会の神垣健司会長(59)=呉市広横路=が今月中旬に池の周囲で雄1匹を見つけたという。20日には中国新聞の記者も同行し、雌1匹が産卵しているような姿も確認した。

 オオキトンボは全長5センチほどで羽を含め全身が薄いオレンジ色。浅いため池に好んで生息するが近年は池も減り、全国的に個体がほとんど見られなくなったという。神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)は「極めて貴重な発見。調査をして早急に保護に乗り出すべきだ」としている。

 神垣さんは15日には、この池で赤トンボの一種スナアカネの撮影にも成功したという。スナアカネも県内には確認例がないが、こちらは中国大陸などから季節風に乗って運ばれた可能性があるという。神垣さんは「珍しいトンボ2種が同時に見つかるなんて奇跡的」と喜んでいた。(鈴中直美)


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  • 神垣さんが東広島市のため池で撮影したというスナアカネ。県内で見つかるのは初めて

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