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江田島の切串に夢のキャンプ場 宮城と2拠点生活の秋田さん

2021/2/15 21:06
整備中のキャンプ場予定地で、仲間の住民と今後の計画を話し合う秋田さん(中)

整備中のキャンプ場予定地で、仲間の住民と今後の計画を話し合う秋田さん(中)

 江田島市江田島町の会社員秋田浩一さん(62)が、同町切串地区でキャンプ場の建設を進めている。職場がある宮城県との2拠点生活を送りながら、施設の大半を自前で整備する計画。今年秋以降のオープンを目指している。

 建設地は切串港に近く、瀬戸内海を望む高台に自らが所有する約2300平方メートル。計画では、テントが張れる縦4メートル、横5メートルのウッドデッキ5区画を作る。管理棟や炊事場、シャワー室のほか、収穫体験ができるミニ菜園も併設。名称は、一帯の地名「タカノス」にちなみ「ホークネストファミリービレッジ」に決めた。

 江田島は父親の故郷で、相続した遊休地の活用策を考えていた。趣味がアウトドアであることから、退職後の生きがいとしてキャンプ場の経営を決意。勤務先の理解を得て、昨年9月から1カ月の半分を江田島での整備作業に充て、残りは宮城県大崎市で働く2拠点生活を始めた。住民票は江田島に移した。

 建設地は20年以上放置され、雑木が生い茂っていたが、電動のこぎりなどで伐採を進め、海が見渡せるようなった。週末には、計画を知った仲間の地区住民たちが作業を手伝う。秋田さんは「仲間の協力で計画が早まり、ありがたい。島暮らしは楽しく、移動は苦にならない」と笑顔を見せる。

 今後も仲間たちと、木材を使った子ども向けの迷路や、イノシシ対策の柵作りなどに取り組む。施設が完成すれば、定年後も勤めてきた会社を辞め、島に完全に拠点を移す計画だ。「美しい自然の中で、利用者が絆を深められる場所にしたい」と意気込んでいる。(三浦充博)

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