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3月に被告人質問 現金趣旨巡りヤマ場【激震 河井元法相公判】

2021/2/15 23:35
河井克行被告

河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第40回公判が15日、東京地裁であり、3月に被告人質問をする見通しとなった。弁護側が最長7日間、検察側は2日間の期日を想定。地裁が近く期日を決める。

 この日の公判で、弁護側は3月23日から、検察側は3月前半からの開始を求めた。地裁は今週中にも日程を決める見通し。被告人質問では、克行被告が個別の現金提供について、買収目的と主張する検察側に反論するとみられ、公判の最大のヤマ場を迎える。

 克行被告は、同選挙区で立候補した妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を当選させるため、広島県内の政治家や後援会員ら計100人に計2901万円を配ったとされ、現金を受け取った側の証人尋問や供述調書朗読が続く。この日までに審理した政治家40人を含む98人のうち、買収を明確に否定したのは県議と広島市議の4人。残る2人の証人尋問は今月17、19日に予定されている。

 公判は、起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として、案里氏と同じ法廷で20年8月25日に始まったが、同年9月に克行被告が弁護人を全員解任し、公判再開に1カ月以上かかった影響などで審理が大幅に遅れている。被告人質問の終了後は、論告求刑や最終弁論を経て、判決の言い渡しは4月以降になる見込みだ。

 この日の公判では、案里氏の陣営の元事務長男性が検察側の証人として証言した。克行被告から19年4月22日に50万円、公示前日の同年7月3日に10万円を受け取ったと説明。「選挙運動を頑張ってくれということ。違法と思った」と述べた。

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