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【詳報】克行被告元秘書公選法違反事件の広島地裁判決<下>

2021/2/16 21:21

3 前提事実から合理的に推認できる事実

(1)車上運動員の報酬決定権者

 河井克行被告は、選挙事務所設立以前から、第七の経理、スタッフの担当業務の決定等に関与しており、また、第三と第七の経理や職員の業務等は明確に区別されておらず、選挙事務所の体制は当初から克行被告の主導で整えられたものであった。案里氏は細かな事務に関与しない一方、克行被告は、選挙活動の内容だけでなく、会計に関する事項についても、随時、担当者に詳細な指示を与え、事細かに報告を求めていた。

 以上からすれば、克行被告とスタッフらで組織・構成される選対本部において、あらゆる業務につき実質的な決定権限を有していたのは克行被告であったと認められる。そうすると、車上運動員という不可欠なスタッフに関し、その報酬額という会計上の事柄についても、当然に克行被告が最終的な決定権限を有していたと推認できる。

(2)被告と克行被告との関係性、被告の役割等
(ここまで 400文字/記事全文 4984文字)

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