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【#輪になれ広島】吹奏楽動画で患者にエール コロナで面会制限、沼田高生が制作中

2021/2/21 21:00
演奏動画の収録に取り組む沼田高吹奏楽部の部員

演奏動画の収録に取り組む沼田高吹奏楽部の部員

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で面会制限が続く広島市総合リハビリテーションセンター(安佐南区)の患者たちを元気づけようと、沼田高(同)の吹奏楽部が演奏動画を制作している。今月中の完成を目指し、患者たちの笑顔を思い描きながら練習や収録に励んでいる。

 トランペットやフルートを手にした生徒が13日、同校の講堂で息の合った音色を響かせていた。1、2年の全部員65人で作る動画の初の収録作業。2年の中村満帆(まほ)部長(17)は「少しでも患者さんのエネルギーになればうれしい」。

 病院と自立訓練施設を併設するセンターには、病気や事故による障害がある約120人が入院・入所する。感染拡大を防ぐため昨年2月から、1回当たりの面会を家族2人までとし、「第3波」に襲われた12月以降、面会時間も15分に制限している。

 センターは患者たちの心を癒やす企画を検討。地元の沼田高吹奏楽部が過去の演奏会の様子を動画サイト「ユーチューブ」に投稿しているのを知り、今年1月末に協力を依頼した。コロナ禍で多くのイベントや大会の中止に見舞われた同部は快諾。オリジナルの動画作りを提案した。

 動画は約30分を予定。リモート開催となった昨年10月のマーチングバンド中国大会で金賞に輝いた演目をはじめ、明るい曲調の5曲を演奏し、旗やダンスのパフォーマンスを織り交ぜる。患者たちへの励ましのメッセージも収める。

 センターは3月上旬、病院と自立訓練施設それぞれで数回に分け、鑑賞会を開く計画でいる。西川公一郎病院長は「患者たちはストレスのたまりやすい環境にあり、心温まる貴重なひとときになると思う。生徒の皆さんに感謝し、今後の連携にもつなげたい」と心待ちにしている。(佐伯春花) 

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