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レストラン一新、庄原の味発信 総領の道の駅、フードツーリズム意識

2021/2/23 20:59
内装や座席の配置を変えた店内で、今後の意気込みを語る水橋さん

内装や座席の配置を変えた店内で、今後の意気込みを語る水橋さん

 庄原市総領町下領家の道の駅リストアステーションのレストランが今月、リニューアルして再開した。広島県立県民の森(西城町)で昨年7月末まで総料理長だった水橋聴(さとし)さん(51)=安芸高田市甲田町=を迎え、地域の食文化を楽しむフードツーリズムを意識し、地元の食材を生かした創作料理のメニューに一新した。

 レストランは、道の駅の建屋隣に併設する鉄筋平屋約210平方メートル。昨年末の休業後、今月4日に再開した。白一色で単調だった内装は白と青を基調とした落ち着いた雰囲気に。店の脇を流れるのどかな田総川の眺望を料理とともに満喫してもらおうと、座席の大半を窓に面した配置にした。庄原産木材のウッドデッキの設置も検討している。

 定食は、とんかつなどの標準的なメニューから、和洋を織り交ぜた創作料理に変更。庄原産の野菜を使った平日限定10食の日替わりランチ(1320円)や、地元の漬物を生かしたお香香(こうこう)ランチ(1480円)などをそろえた。町の花セツブンソウをかたどった大根の飾り切りを皿に添えて地域性を醸し出す。店名は「未来の町」を意味する「avenir town(アベニールタウン)」とした。

 道の駅は市の第三セクター「里山総領」が指定管理者で、レストランは同社が自主事業として2015年4月に始めた。当初は地元産の農産物を使った総菜バイキングなどで話題づくりを図ったがノウハウが乏しく、近年は客数が減少していた。町内に自前の食品加工場を持っていた水橋さんと取引があったことから、1月に運営を依頼。改装を進めていた。

 池田好幸社長(72)は「経験豊かな方に店を託せてほっとしている。この場所が町の新たな名所になってほしい」と期待する。

 道の駅は旧総領町が1992年に整備。過疎化が進む地域がにぎわいを取り戻すように願い「復活」を意味する「リストア」と名付けられた。水橋さんは「町内外から人を呼び、笑顔あふれる場にしたい」と、再び店に活気を取り戻す意欲を語る。レストランは、ランチ午前11時〜午後2時、カフェ午後2〜4時。火、水曜定休。(伊藤友一)


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  • 看板メニューの「シェフの創作日替わりランチ」。セツブンソウをモチーフにした飾りもある

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