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戦後間もなくの駅伝ユニホーム 旧川本高選手の遺品、家族ら寄贈検討

2021/2/23 20:59
父親の遺品のユニホームを手にする井上敦さん

父親の遺品のユニホームを手にする井上敦さん

 島根県川本町の旧川本高(現島根中央高)で全国高校駅伝に出場した江津市桜江町谷住郷の故井上幹雄さんの自宅に、戦後間もない時期の駅伝のユニホームが残っていた。家族が遺品を整理していて見つけた。ユニホームが使われた大会は不明だが、長男の敦さん(48)は「父を知る人がいれば、どんな選手だったかを聞いてみたい」と話している。

 ユニホームは白地に赤色のたすき柄で、胸に「島根」の文字が記されている。島根陸上競技協会や島根中央高によると、当時の写真を確認できず、ユニホームが使われた大会や時期は分からないという。製造した愛媛県の企業は「昭和20年代の製品」とする。

 井上さんは昨年12月に83歳で亡くなった。川本高陸上部の選手として、1953、54年に県高校駅伝で2年連続優勝。1年生だった53年は区間賞を受賞した。大阪で開かれた全国高校駅伝に出場した。敦さんによると、全国大会に出発する際、旧JR三江線石見川本駅で盛大に送り出されたと話していたという。

 敦さんは、県の選抜チームか、先輩から譲り受けたユニホームではないかと推測する。ひつぎに納める予定だったが、陸上団体などへの寄贈も考えて保管している。同校の陸上部員にもユニホームを披露し、かつての活躍ぶりを伝えた。敦さんは「どの大会で着たのかが分かり、ふさわしい寄贈先があれば父も喜ぶと思う」と話している。(鈴木大介)

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